やめる・減らす・増やす・足すだけでビジネスが変わる? 「アクション・マトリックス」のすすめ

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今のビジネスをもっと良くしたい。
でも「新しいことを始めなきゃ」と考えると、時間も人もお金も足りない…と、つい足が止まってしまうことはないでしょうか。実は、ビジネスを変える方法は「新しく始めること」だけではありません。

今ある要素を見直して
「取り除く」「減らす」「増やす」「付け加える」
という4つのアクションで再設計してみる――。

それが、今回ご紹介する「アクション・マトリックス」という考え方です。特別なツールも知識も不要で、紙とペンさえあればすぐに試せます。この記事では、それぞれのアクションの意味と具体例、そしてご自身のビジネスで考えるためのヒントをまとめていきます。

1.取り除く(思い切って“ゼロ”にしてみる)

まずは「取り除く」。
業界では“あって当たり前”と言われている要素のうち、本当はなくても良いものはないでしょうか?

価値が薄れているのに、慣習で続けているサービス
コストや手間ばかりかかるのに、感謝も差別化も生んでいないオプション

こういったものを、あえて“ゼロ”にしてしまう発想です。

例えば、QBハウスは従来の美容室から「洗う」という工程を取り除き、カットに特化することで、価格と時間の両方を劇的に下げました。
Facebookの多機能なSNSから「メッセージ機能」だけを残して他をそぎ落とした結果の一つが、今や生活インフラとなったLINE、と考えることもできます。

「勇気を持ってやめる」ことで、新しい価値が立ち上がることも少なくありません。

2.減らす(あえて“物足りない”設計にする)

次は「減らす」。
業界標準と比べて、思い切ってボリュームを減らせる要素は何でしょうか?

時間を半分にする
人員を半分にする
メニュー数やプラン数をぐっと絞る

Twitter(現X)は、あえて文字数を140文字に制限しました(当時)。
情報量としては“減っている”のに、そのおかげで「サクッと読める」「気軽に投稿できる」という新しい価値が生まれ、爆発的な広がりにつながりました。

「全部盛り」から一歩引いて、“あえて物足りない設計”にしてみると、ユーザー体験が逆によくなるケースも多いのです。

3.増やす(強みを“これでもか”と伸ばす)

三つ目は「増やす」。
いま提供している要素の中で、「もっと増やしたら喜ばれそうなもの」は何でしょうか?

サポート時間を増やす
相談できる回数を増やす
保証期間やおまけ、特典を増やす

業界標準よりも“多い”“手厚い”ポイントを明確にして、それをパッケージ化すると、わかりやすい強みになります。
ただし、なんでもかんでも増やすのではなく、「お客様が本当に価値を感じる部分」に絞って増やすことが重要です。

4.付け加える(異業種との“かけ算”を考える)

最後は「付け加える」。
業界ではまだ提供されていない、新しい要素をプラスできないか考えてみます。

他業種とのコラボ
デジタルツールとの連携
コミュニティや学びの場の提供

など、「ビジネスモデルとして、もう1レイヤー上の価値」を乗せてみるイメージです。
単なる機能追加ではなく、「それがあることで、お客様の生活や仕事がどう変わるか?」という視点で考えると、アイデアが出やすくなります。

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自分のビジネスに当てはめてみる

ぜひ、あなたが今関わっているビジネスで、この4つのアクションを書き出してみてください。

取り除くとしたら何か?
減らすとしたら何か?
増やすとしたら何か?
付け加えるとしたら何か?

その結果として、

どんな価格帯の商品・サービスになりそうか
どんな顧客層に刺さりそうか
年商や利益構造はどう変わりそうか

までイメージしてみると、単なるアイデア出しではなく「戦略のたたき台」にもなります。

特におもしろいのは、「もし、今のビジネスから何かを“強制的に1つ取り除かねばならない”としたら、何を消しますか?」という問いです。

この質問に真剣に向き合うと、「自分たちの本当の価値はどこにあるのか?」が浮き彫りになってきます。ぜひ一度、紙とペンを持って、アクション・マトリックスを使いながら、じっくり自分のビジネスを分解&再構築してみてください。
きっと、新しいヒントが見つかるはずです。

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